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『フェイクファー』感想その1

Posted by こけごろも on   0 comments   0 trackback

夏フェス・夏イベに心乱された夏が終わっていく中、CDの感想を再開します。今回は『フェイクファー』です。
このアルバムについて漠然と持っていた印象は、わりと女性受けする、比較的洗練された綺麗なメロディの歌が多いアルバム、でしょうか。収録曲に冷たい頬・楓・スカーレットがありますし。ジャケ写の淡い優しいイメージにも引っ張られているような気がします。
こんな先入観があるわけですが、実際に全体を通して聴いたらどういう感想になるのでしょうか。個人的に好きな曲も多いアルバムなので、自分がどう思うかある意味気になります。いつも以上に好き勝手な妄想・解釈で暴走している感想ですが、よろしかったらどうぞ。もし読んでいて疲れたら適当に読み飛ばしてください。

※好き嫌いを五段階評価で表してます。
 ★5とても好き、★4好き、★3ふつう ★2いまいち ★1だめ・苦手

01 エトランゼ
★4
一言でいうなら「とてもよく眠れそう」。のんびりゆったりとした曲調、静かで落ち着いた雰囲気の音を聴いていると、深い霧の中に吸い込まれて沈んでいきそうな気がします。
そして演奏の音が静かなせいか、声が妙によく聴こえて耳元でなにやらささやかれている感じがして、その辺りからも、頭がぼーっとして眠くなってきます。
詞もなんだか不思議です。「ウミガメの頃」というのを文字通りに解釈して前世の記憶としても面白いでしょうけど、そのあとに「街を"泳ぐ"」と言っているので、昔の自分をたとえて言っていると思います。昔がウミガメなら、今はイルカとかクジラでしょうか。
そして「慣れない街」は、昔すれ違ったときの街と同じか違うかで微妙に解釈が変わります。同じなら時間があいて再訪したのだろうし、違うなら見知らぬ街を歩いてたまたま似たような気分になったという解釈になりそうです。
いずれにしても慣れない街で、昔同じような状況ですれ違った人を思い出してしまった、その人が忘れられない、ということなんでしょうか。エトランゼ(見知らぬ人・外国人)は慣れない街にいる自分でもあり、自分にとっての「目を閉じてすぐ浮かび上がる人」でもあるのでしょう。
一番好きなフレーズは「慣れない街を泳ぐ もう一度」です。知らない街を歩くことを「泳ぐ」と言っているのが、的を射た表現だと思います。上手く進めなくてもどかしいような、手探りでゆっくりと先へと行く様子が伝わってきます。

02センチメンタル
★5
前のエトランゼのゆったりとした曲から一転、いきなり始まる重く激しいイントロに、眠気が一気に覚めます。突然叩き起こされたような気分になりますね。
曲調はかっこいいですね。演奏がすごくかっこよくて大好きです。ドラムとか間奏のギター?とか。センチメンタルというタイトルのくせに、ぜんぜん曲調が切なくないのがいいですね。切ない気持ちを吹き飛ばす勢いなのが逆に心地良くて、ほんとに「切ない気持ちを抱えて笑い出」すのが実感できます。
この曲を初めて聴いたときは曲調のかっこよさだけに心惹かれてました。で、この感想のために歌詞をちゃんと見たのですが、そうしたら予想以上に連想が広がったというか、妄想がふくれあがったので、長くなりますが語ってしまいます。
そもそも「桃色に染まる」とか言うので、やっぱりエロなの? 最中なの?と早合点したんですけど。歌詞をよく見ると最中ではないけれども……なんか……やっぱり……少なくとも1番に関しては殿方が見る朝の夢のことですかあ?と思いました。
だって「裸の夢が目覚めを邪魔する」わけだし。「桃色に染まる」というのはエロネタのイメージもありますが、朝焼け・朝の光のイメージもあるし。ただ「裸の夢」だけだと一人寝とは限らないでしょうが、「今日もまた」なのと2番の歌詞も踏まえると1番ではまだ一人寝なんじゃないかなあと。そう考えますとね。
まあ男性特有の朝の夢と限定しなくても、ふつうに恋人といる夢から覚めた一人寝の朝の気持ちを歌ったのでは、というのが私の1番の解釈です。
そして2番になってやっと、「君」と仲良くなりかけるのではないかなと思います。2番の初めのフレーズを理屈っぽく解釈すると、「オドされて」も「真に受けず」、君が自分のことを「認めてくれた」、なのかなあと。恋心まではいかなくても単なる知り合い以上の好意を向けてくれたという意味ではないかと思います。
そう解釈すると、「暗い地べた」は自分、「月」は「君」、眩しく照らす月の光は「君」の自分に対する好意、と取れるわけで。流れ的には、こんなさえない俺を君は認めてくれた→「君を知りたい」→「全てを捧げる」じゃないですかね。そして「春の華」という言葉にも恋の始まりを連想します。
まとめると、1番は片思いの悶々とした気持ち、2番は恋の成就の予感に心が揺れる気持ちを歌ったのかなと思いました。片思いの切なさが「センチメンタル」なのだろうと。そしてそんなセンチメンタルな気持ちを夢から目覚めたときや我に返ったときには笑いだしたくなる、というのが曲調に表れているような気がします。切なさを振り切った潔さを感じます。
一番好きなフレーズは「切ない気持ち抱えて笑い出したのは」ですね。歌詞について長々と語ったことを抜きにしても、切ないと笑うという相反する言葉をならべているところにタイトルと曲調のギャップが表れていて面白いと思います。

03 冷たい頬
★4
前にリサイクルの感想で書いたとおり、優しいイントロや盛り上がるサビがたまらなく魅力的な歌ですね。サビの部分でタンバリン?みたいな音が鳴るあたりの切迫感が特に好きです。間奏のベース?のソロも好きです。
声の部分は、途中や最後で、たぶん草野さんの声を重ねてハモらせているところが好きです。綺麗な響きだと思います。
以前の感想ではこの歌の二人は別れていない説を主張したわけですが、今もその主張は変わっておりません。やっぱり冷たい頬に触れてみたのも、女が「あなたのことを深く愛せるかしら」と言ったのも、過去の回想ではなく歌の中での現在だと思います。
それにサビの「壊れながら君を追いかけてく」は現在形です。「それが全て」の「それ」=「君を追いかけてく」だったら、追いかけることが全てで他に何もないと言ってるわけだから、今現在も「僕」は「君」を追いかけていると思います。
たしかに「あきらめかけた~いつしか思っていた」は回想表現なので、恋が過去のもののように思えますが、私は「夢の粒も~逆上がりの世界を見ていた」で恋の意識に変化があったと解釈していて、恋心はなくなっていないと思ってます。
逆上がりって、始める前と回り終わった後で見える世界が微妙に違うでしょう。見ている方向は同じでも高さが違うし、一度さかさまになることで回りきったとき妙に新鮮な気持ちで世界が見えるというか。「逆上がりの世界」は、恋する気持ちは同じほうを向いているけど、見え方が少し違うというのを表しているのではないかと。そして、夢の粒をはじくというのは、髪の毛とかが濡れていて逆上がりをしたときにその勢いで水滴が飛んでいく様子で。
そういうわけで「夢の粒も~逆上がりの世界を見ていた」については、夢みたいな世界が飛び散って回りきったら少し違った現実が見えた、という解釈をしてます。
そして「近づいても遠くても」と言っているだけに紆余曲折はあったんでしょうけど、「君を追いかけてく」のは変わらない、過去の熱い恋心にさよならして、今の「君」の「冷たい頬に触れてみた」、と考えているんですけどね。
要するに、恋の形・好きという気持ちの表し方が変わってもいつまでも君が好きっていう歌じゃないかなあと思っとります。男の熱い情念が変容して、良い意味で冷えて昇華されたような感じがします。「壊れながら君を追いかけてく」と破滅的な事も言っているわりに、歌全体は優しい雰囲気に包まれて幸福感すら感じるというのが不思議な歌だなと思います。
この冷たい頬をとげまリーナや三郷で聴けてよかったなあ…と今も思ってます。しかもとげまリーナのはDVDに収録されてるからまた聴けますしね。ありがたいことです。
二番目に好きなフレーズは「夢の粒も~逆上がりの世界を見ていた」です。いやむしろ今はここが一番好きかも。三郷で冷たい頬を聞いたとき、ここで胸がふるえるような感動を覚えたことが今でも忘れられません。

長々とくどい説明が多くてすいません。たぶんこの後の感想もこんな感じになりそうです。あらかじめご了解くださいませ。ではまた。
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