裏庭住まい

飽きるまでの仮の宿は6年目。更新は少ないですがほそぼそと続けます

横浜の思ひ出 

 みなとみらい 

 赤レンガ倉庫 

 夜の海 

スポンサーサイト

Posted by こけごろも on

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

web拍手 by FC2

『おるたな』感想その5

Posted by こけごろも on   2 comments   0 trackback

Go!Go!スカンジナビアvol.5の全公演が終了して10日以上経ちました。楽しみにしていたことが完全に終わって、やっと落ち着いてきたような気がしてます。
そんなわけで長いことほっぽっていたCD感想に戻りたいと思います。『おるたな』の感想の残りです。いつも通り、好き勝手で無駄に長い感想ですが、どうぞご覧くださいませ。

※好き嫌いを五段階評価で表してます。
 ★5とても好き、★4好き、★3ふつう ★2いまいち ★1だめ・苦手
※カバーのありがたみも五段階で。
 ☆5 オリジナルより良い
 ☆4 オリジナルに劣らず違う意味でいい
 ☆3 オリジナルは超えてないけどふつうに良いカバー
 ☆2 あまりカバーした意味を感じない
 ☆1 カバーしないでください

13 さよなら大好きな人
★4 ☆4
原曲は前から知っていました。普通にせつない感じの良い曲という印象でした。嫌いではないけれど、特に思い入れもない感じ、でしょうか。
で、スピッツがカバーするとなると、まあいわゆる世間的なスピッツのイメージの曲になるのかなと思ってました、なんとなく。あんまり原曲と変わらない感じというか。
でも実際聴いてみると、微妙に想像とちがってました。わきあがってきた感情が、かわいい、だったんですよね。なんというか、ヘタレ男子や泣き虫少年のけなげな強がりのようで妙にかわいらしくて。年甲斐もなくこんな言い方するのもアレなんですけど、胸キュンだったんですよね。
原曲はふつうに女性が歌う愛らしさはあっても、あえてかわいいと思う要素がないだけに意外で面喰ってしまいました。こんなにかわいらしさがにじみ出る曲になるとは思わなかったです。
しかし40代半ばの男がカバーしてるのに原曲よりもかわいいってどういうことなんでしょう…。あまりのかわいさに悶えている自分が不気味で(笑)、初めて聴いている間はけっこう動揺してました(笑)。
という風に歌の別の切り口が見えてくるという意味ではいいカバーなんじゃないでしょうか。まあ私の感想はもっぱらマサムネさんの声質に依存しているような気もしますけど。でもボーカル部分だけでなく、間奏もかっこよくて良いと思います。

14 オケラ
★5
この曲はまじでかっこいいですね。大好きです。こないだのゴースカの演奏してほしい曲でも、結局外しましたが最後まで入れようか悩んでいたほどです。
これを初めて聞いたのは(自粛)なんですが、一応、君は太陽のカップリング曲だという情報は持ってました。『太陽』があるタイトルの曲とオケラといえば『手のひらを太陽に』でしょう。なんとなく明るい感じの曲を漠然とイメージしてたんですけど。
実際にイントロ聴いたら、びっくり仰天でした。重いハードな感じの曲で、はあ?ってなっちゃって。もうすっかり騙されましたね。
そしてタイトルが『オケラ』。さっき言った連想もあるし、ガと並んでるから、虫のオケラだろうとは思いますが、なんだろなって思いますよね。ちなみにウィキペで虫のオケラの説明はhttp://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B1%E3%83%A9です。
こんなふうに少々不思議に思いつつも、あまり深くは考えてなかったんですが、何回か聴いて歌詞を見ているうちに「前金でって言うんで」にふと引っかかって、ちょっと考えた次の瞬間、気がついて。
そうか! 「オケラになる」かあ! やだ~、もう、なんで気づかなかったんだろう~!!
気づいた瞬間、私、頭の中でこんな感じに絶叫してました(笑)。
「オケラになる」="一文無しになる"という意味なんですよね。それに気づいて歌詞を見れば、たしかに一文無しの男の歌ですよ。でもね~、すぐには気がつかなかったんですよね~。だって「オケラになる」なんて最近使わないじゃないですか。ほとんど死語ですよ。知識としては知ってましたけど。
とまあ、言い訳がましく言ってみますが、ほんと、気づかなかった私が莫迦でした。また草野正宗にやられてしまった、負けた…、とちょっとがっくりきました(笑)。
しかしまあ、ほんとに金がない男の歌ですね。「残ってたものは身体だけ」とか。「前金で」と言われたら、そりゃーあきらめるよねとか。「しょっぱいスープ」って、直後の涙の意味もあるけど、具なしの塩や醤油だけのお湯なんじゃないかとか。
それにこの歌の男はやっぱりヘタレですよね。「期待裏切って」球を打ち返すということは、打たない、打てないと"期待"されてたということなんでしょう。敵からは三振を、味方からは四球とかバントを期待されてた下手くそな選手なんでしょうね。
またわかりにくい歌詞もあります。「君が出そうなカード」これってなんでしょう。ネットやツイッターでは風俗店の女のリストのことではという意見を見かけて、まあたしかに昔「曲のテーマはセックスと死」と言ったというネタを持つ草野正宗氏だけに、その説もないとは言えないでしょうが、私としては、一文無しなら風俗へ行く金もないんじゃないかと思います。それよりも、自分の家にある名刺とかはがき等のカード類をめくって、気になる女の連絡先を探してるんじゃないかなって思ってます。
こんな感じでけっこう歌詞が面白いのが、この歌のいいところだと思うし、好きなところでもあります。
そして歌詞の中身は金なしヘタレ男なのに、曲は泥臭いけど根性ありそうな男らしい曲調で、そのあたりのギャップも魅力的な歌だと思います。
好きなフレーズはまた悩むところなんですが、出だしの「もっと自由になって~オケラになって」ですかね。自由になったらオケラになっちゃうのがシビアな話ですよね。そういう現実・状況を面白く言いあらわしてると思います。

ところでこのアルバム、さよなら大好きな人→オケラの流れがすごくいいですね。初聴きのとき、あえて歌詞を見ず、曲順も確認しないで聴いてみたんですけど。さよなら大好きな人のかわいさに無駄に動揺した後で、オケラの力強いイントロが聴こえてきたとき、ほんとうに不意を打たれてしまって文字通り戦慄が走りました。これ聴けただけで3000円の価値があると思いましたね。


アルバム感想まとめ
前にも書きましたが、初めにこのアルバムの中身を知ったときは、インディーズの頃などの音源化されてなかった曲が入ってなくてちょっとがっかりだったんですよね。でもまだ私は持ってないシングルがある分ましですが、全部持ってるファンにはありがたみがかなり薄いアルバムだと思います。
とはいえ買う価値は全くないかと言われると、そんなこともないと思います。アルバムとしてのまとまりがとても良くて、まとまりという意味ではむしろ『とげまる』よりも良い出来だと思います。個人的には「多少なりとも金があるなら買っとけ」って感じです。
カバー曲にしてもアルバムの中でまったく浮いていなくて、スピッツのオリジナル曲の中に自然に収まってます。カバーのはずなのに「これ俺らの曲ですけどなにか?」といわんばかりの出来で、聴いていて超むかつきます(笑)。素人の主観では、いわゆる"スピッツ"らしい曲をほんとうのスピッツらしくカバーしたと思います。
このアルバムで個人的に特にいいなと思うのは、最後の曲がオケラであることですね。まあふつうに考えると「一文無しのヘタレ男の歌がアルバムの締めの曲なんて(笑)。まったく何考えてるんでしょうねぇ、スピッツは」って感じですが。それでもオケラを最後に持ってくるのがスピッツらしいような気がいたします。
なんかスピッツって、かつて大ヒット飛ばして成功してリア充のはずなのに非リア充臭がするというか、どこか勝ち組になりきれない中途半端な負け犬っぽさ(スピッツだけに)がただようような、そんな気がするんですよね。だからオケラの歌詞にしても、彼ら自身のことだと勘繰りたくなるようなものがあって。そういう「今の俺達」みたいな曲でアルバムを締めくくるのはありだろうと。まあ私の勝手な感想なんですけどね。
だから、ほんとに貧乏な人や単体で曲が聴ければいいという人ならともかく、そうじゃなくてスピッツの世界観を楽しみたい人なら、買って手元に持っていたほうがいいよ~と私は思います。
それから、こういうふうに他の人の作った曲と並べると、やっぱりマサムネさんの歌詞はわかりづらいなと思いますね。昔よりも歌詞はわかりやすくなったといわれるけど、たしかに言いたいことそれ自体はわかりやすくなってるけれど、でもなんだかやっぱり状況がわかりにくくて。なんか、背景が何重にもなっていて読み取りにくい、みたいな。全体像を見るには、ある程度自分の中で組み立てなおさないとわからない、みたいな。だからこそいろいろ解釈できて面白いのかもしれないですね。

感想は以上です。長いことかかりましたが、途中、初ゴースカで舞い上がってたということで(笑)。
次はずっと悩んでましたがやはり『名前をつけてやる』にします。初期のスピッツ好きからの評価が特に高い印象があるので、これにしました。実際のところ私はどう思うかなと、そのあたりがとても気になるので。その上で語りたいこともありますし、そのためにもまずはこれを聴いてみます。
『惑星のかけら』『スピッツ』は後回しですね。それでも初期のスピッツの歌は早めに全体を聴いてみたいと思ってるので、『惑星のかけら』は前に言った予定通り『フェイクファー』の後、『スピッツ』はその予定の最後の『空の飛び方』の後に感想を書くつもりです。
スポンサーサイト
web拍手 by FC2

Comment

小梅 says... "No title"
こけごろもさん、はじめまして。
以前から読ませて頂いてます。
こけごろもさんと、ほぼ同じような経過を経て私も昨年スピッツにはまりました。
好きな曲や好きなフレーズなどがすごく似ていて、嬉しくなります。

今回の「オケラ」の感想を読んで、思わずなるほどなーとつぶやいてしまいました。「オケラになる」か・・・気付いたこけごろもさんも、詞を書いた草野さんも流石です。

これからも更新楽しみにしています。

まだまだ書きたい事があるのですが一つだけ、「ガーベラ」の(扉二つ開いて)の扉ですが、私は目・瞳なのかなと思ってます。単純すぎるかな。
2012.06.04 17:14 | URL | #KC4fvQog [edit]
こけごろも says... "Re: No title"
小梅さま

こちらこそはじめまして。コメントありがとうございます。
前からブログを読んでくださってるとのこと、恐縮です。ありがとうございます。
はまった経緯や好きなものが似てるのですね。自分と似たような好みを持っている人がいると思うと私もうれしいです。
オケラの歌詞の解釈は、もちろん私の勝手な想像で、実際のご本人の意図のとおりかわかりませんけど、自分の中で解釈がぴったりはまってしっくりくると、舞い上がってしまいますね。でもこんな感じでいろいろと想像を巡らせるのはとても楽しいです。
また、自分とは違う解釈を見るのも面白いですね。ガーベラの「扉二つ」が目・瞳という小梅さんの解釈、なるほどそうかも、と思います。しっかり見開いて待ってる、みたいなイメージが思い浮かびます。

これからもスピッツの歌曲について、ただ好き勝手に感想を吐き出していくだけのブログですが、よろしくお付き合いくださいませ。
2012.06.08 02:33 | URL | #- [edit]

Post comment

管理者にだけ表示を許可する

Trackback

trackbackURL:http://kokegoromo.blog.fc2.com/tb.php/79-b0558443
太陽光発電
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。