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『三日月ロック』感想その1

Posted by こけごろも on   0 comments   0 trackback

こんばんは。アルバム感想を再開いたします。ということで先日入手した『三日月ロック』の感想です。予告どおりですね。
ええ、もう、あの歌があるから、最初に買うならこれ、と決めておりました。そしてあの歌が一曲目なんですよね。いきなり感想なんてどーしよー、などとうろたえてますが、感想行ってみます。とはいえ好きすぎてうまく感想が書けないですね。駄文お許しください。にわかファンのたわごとばかり書いてますが、生暖かくご覧くださいませ。

※好き嫌いを五段階評価で表してます。
 ★5とても好き、★4好き、★3ふつう ★2いまいち ★1だめ・苦手

01夜を駆ける
★5
音楽の趣味を避けていた私をスピッツファンにした歌です。これを聞いてなかったら私はこのブログをやってませんです、はい。
初めて聞いたときの感想は以前書きましたが、ここです。多少オーバーに書いておりますが、受けた衝撃を思い返しますと、いくら大げさに書いても足りないような気がいたします。

まずは歌・歌詞について好きなところを順番にあげていきます。
まず初めの部分「見上げた夜空」"よぞら"の辺りの歌い方がたまらないです。"ら"でかすかに息がもれているのがため息のようでいいです。この辺り、部屋を抜け出して外に下りた少年or青年の様子が目に見えるようです。しかも夜空を見上げる描写があるのが、抜け出した直後の一息ついた感じとあいまって雰囲気が出ています。
「飛び越えて」"てー"の辺りが開放感があって好きです。"て"の音を伸ばすところがふつうより広く開けて、"た"に近く聞こえるのが開放感につながっているのでしょう。
そして夜を駆けるについて語られるときに必ず言及されるであろう、あのフレーズ「似てない僕らは~よくある赤いやつじゃなく」運命の赤い糸とは違うということを「よくある赤い"やつ"じゃなく」と表現しているのが面白いです。吐き捨てるような物言いで甘ったるい思い入れを拒否する冷たさになっているのがいいです。そのくせそれほど冷たい歌い方をせずそっと淡々と歌うのがまたいいですね。ここから、たぶんマサムネさんが声を重ねてるんでしょうけど、コーラスになるところが美しいですね。
「二人の呼吸の音だけが浸みていく」人影がないと言ってないのに、ここは二人きり、しかもあたりは静かだとわかりますね。二人の様子も目に浮かぶような描写でいいです。
「目と目が合うたび笑う」この二人は仲良しなんですよね。なのに赤い糸じゃない。仲がいいのに恋人ではない。違う形で特別な相手なんでしょうかね。某所での話によるとマサムネさん自身が「不倫ではない」と言ったらしいですけど(ソースは不明です)。たしかに、もしこの二人が不倫だったらお互いにこの人こそ赤い糸でつながっていると思ってそうだから、赤いやつじゃないとは言わなさそうですね。
「夜を駆けていく」"を"はoじゃなくてwoに聞こえます。そこがなんとなくかっこいいです。
「今は撃たないで」この詞から生まれる切迫した雰囲気が大好きです。刹那的であやうい感じがします。
二番の歌詞も秀逸な描写ですよね。「いつしか止まった時計が永遠の自由を与える」止まった時計=永遠の自由と言ってますが、時が凍りついた感じが逆に「永遠」「自由」という言葉を引き出すのがとても不思議な雰囲気です。
「転がった背中~もう一度」ここの辺り直接的な単語がないのに体勢や何をしたかがまるわかりですね。路上にいて、キスは2回ですかと。そういうのを陳腐な言葉を使わずに描写しているのが素晴らしいです。
「でたらめに~想像図」ここも刹那的な雰囲気がただよいます。バラ色なのにでたらめなんですから。若さゆえの浅はかさ、あるいは狂気の一歩手前な感じです。
しかもこの後「西に稲妻 光る」ですよ。なぜ西なんでしょう。でも西じゃないと変と思ってしまいます。
「滅びの~駆けていく」ここも好きです。正確には"やーぶーうってー"の"う"のあたりが苦しげで切なげでセクシーです。ここは何回も聞きたいですよ。
最後の「灯りのほうへ駆けていく」"く"で伸ばすところがすごく好きです。でも、ああ、もうおわっちゃうと思うと悲しくなります。

こんなに好きなところばかりの夜を駆けるですが、あまり好きではないところもなくはないです。「君と遊ぶ」の"ぶ"の音をのばすところだけは、ちょっと苦手です。

音に関しては素人なのでうまく語れませんが、全体的に暗めのメロディで美しくそしてかっこいいですね。イントロの(たぶん)キーボードの美しさと(たぶん)アコギの物悲しさがいいです。それからAメロ後の間奏、(たぶん)エレキの低いところから少しずつ盛り上がっていく感触が素敵です。サビの部分のドラムが好きです。少しメロディから遅れるのが不安定な感じがして、詞の切迫感のあるあやしい雰囲気とぴったり合っています。二番サビ後の間奏がまた素敵です。盛り上がりがたまらないです。
ちなみに耳が良くない+パソコンで聞いているせいかベースがほとんど聞き取れてませんが、耳をすますとブンッという感じで聞こえます。精進してベースの良さも知りたいものです。

この歌は音の美しさもさることながら、やはり詞の素晴らしさに心を奪われます。情景描写・心理描写が半端ないです。直接的な単語を使わず情景・心情描写を書くお手本のような歌です。こんな素晴らしい言葉・表現を思いつきたいものです。私としてはマサムネさんに「師匠、弟子にしてください~!」と土下座して足元にすがりたい気分になります(笑)。

この曲を始めて聴いた今年の春は、おそろしくつまらない最低のドラマを見て打ちひしがれていた頃だったので、余計にこの詞に圧倒されたんですよね。すさんだ心のすきを狙われて、夜を駆けるさんに襲われたというか、心にぽっかり空いた空洞を、夜を駆けるさんが埋めてくれたというか、そういう例えを言ってしまっても過言ではないです。
私は音楽に疎いですから、私が知らないだけで、夜を駆ける以外にも素晴らしい歌はいっぱいあるだろうとは思います。ですが、たまたま私が最近の物書きの表現力のなさに失望しているときにやってきたのが「夜を駆ける」だったんですね。他の人の他の曲を聴いていたら、ここまではまったかはわかりません。でもこの時に「夜を駆ける」を聴いたせいで、私にとって「夜を駆ける」が特別の神曲になり、スピッツが特別な存在になってしまいました。個人的には運命的な出会いと言っても大げさな話ではないですね。

一番好きなフレーズは全部と言いたいのは山々なんですけどね。でも、うーん、「西に稲妻光る」かな。先ほども書きましたがなぜ西なんでしょう。でもここは西じゃないとだめという感じが、個人的に特別感を煽ってる気がします。

この曲をなぜシングルにしなかったのでしょう。コアなファンしか知らないってすごくもったいないと思います。どうかこの曲がもっと広く認知される機会が来るようにと願わずにはいられません。

感想が長くなってごめんなさい。これだけですから! 次回からはいつもどおり、少し短めに3~4曲あげるつもりですので。ではまた。
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