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『RECYCLE』感想その5

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『RECYCLE』の感想5回目です。よしっ、これで最後ですね。相変わらず個人的主観だらけですがお付き合いくださいませ。
また今回アルバム全体の感想がありますが、一部ファンの方には不快になるかもしれないことを言っております。あくまでも個人的な意見ですので、その辺りはご了承ください。

※好き嫌いを五段階評価で表してます。
 ★5とても好き、★4好き、★3ふつう ★2いまいち ★1だめ・苦手

13 楓
★5
この歌は、実は発表当時はまったく知らなくて、3・4年前に初めて知りました。最初は新曲?と思ったくらいです。そして知ったあとも通して聞いたことはなく、初めてちゃんと聞いたときの感想がこれなんですが、このときとてつもなく感動してしまったわけです。
そんなわけでこの歌はとても好きです。ほんとにいい歌だと思います。
これは疑う余地もなく別れの歌、失恋ソングなわけですが、喪失感がものすごい勢いで迫ってきますね。このアルバムの最初は『君が思い出になる前に』ですが、それと比べると男の態度がぜんぜん違います。君が思い出になる前にの「僕」は相当余裕があるんですが、楓の「僕」は恐ろしくへこんでいます。「軽いタマシイ」のチャラい男が後悔まみれになっているんですから。それで恋を失った心の痛みを、あの透明な声で切々と歌われた日には、あたしゃどうしたらいいんだと思うしかありません。
ただ「僕のままでどこまで届くだろう」なので、「基本的には僕は変われません」と宣言されてしまっている感じはします。それでも上から目線がすっかり消え去っただけでも切実な心の痛みなのだなって思います。
一番好きなフレーズは迷わず「瞬きするほど~こだまし始める きこえる?」ですね。ここを聞くと「感動に打ち震える」が例えではなく文字通りの意味になってしまいます。

アルバム感想まとめ
アルバム自体の感想もあるんのですが、まず先にこのアルバムが出来たいきさつについての感想も語らないと自分がすっきりしないので、まずそのことから先に触れようかと思います。
そして冒頭にも書きましたが、ファンの方なら不快になるかもしれない意見が一部あります。それはもしかしたら私の情報不足からくることかもしれません。もし誤解しているようであればご指摘願います。
せっかくこのブログを見てくださる方々を嫌な気分にさせるのは申し訳ないのですが、これはあくまでも個人的な意見ですのでその辺りはご了承ください。

あらためて私が説明しなくてもファンの方ならご承知かと思いますが、この『RECYCLE』を出したのはご本人たちには不本意だったそうですね。ベストアルバムを出すのは解散するときと表明したのち、このベストアルバムの企画が持ち上がったそうで。本人たちの反対を押し切って世にだされたものだそうです。今でも公式HPには『RECYCLE』は記載がありません。
この件に関しては私はウィキペディアの記述しか知りません。一応『CYCLE HIT』の特設サイトの説明は読みました。しかしながら半端な知識しかないのは間違いないありません。その上で、あえてこのことについて私の個人的意見を言いますと、あのう、ごめんなさい、どっちかというとレコード会社寄りになってしまいます。

やはり人はかすみを食って生きているわけではありませんし、プロである以上、売上も大事です。それに活躍時期に出すベストアルバムは、1枚である程度そのアーティストについて知るためのものというか、美味しいとこどりというか、ライトなファンや初心者向けなんだと思います。そのライトなファンのニーズを無視しているような形になるのは、プロとしてどうなんだろうと。世の中ディープでコアなファンばかりじゃないし、そういう裾野に広がるライトなファンも大事にする姿勢はみせたほうがいいのではと感じます。
かといってまるっきりスピッツ側を支持しないわけでもないです。ちゃんとアルバムをそろえたファン側からするとベストアルバムは、既存の曲を適当に入れただけ、焼き直しというか二重搾取って感じがしますしね。正直に言うと、もし私がそういうファンだったら間違いなくそう思います。「なんなの、つまんないアルバムだしやがって」みたいな感じですかね。スピッツは人気のあるバンドにしては比較的価格設定が良心的だそうですし、あえて二重搾取のものを売る必要があるのかという印象を持つ人がいても不思議ではありません。
またスピッツ全体にマイナー志向なものを感じますので、ベストアルバムを積極的に出した場合「らしくない」印象を受けます。それを思うと、そういうこだわり自体を否定するつもりはないです。こういう人たちがいてもいい、という感じですね。
(もっとも、バンドが続いている間はベストアルバムを出さないことについて、スピッツのメンバー自身の本意がどういうものか私は知りません。よく知らないので彼らをあまり強く支持できないところはあります。)
さらに、ファンに明言したあとで、まったく逆の発表をされたら、それは不快に思うのは当然と思います。そういうのは理解できます。
でも、と私の気持ちはここで最初に戻るわけです。結局私の意見を要約すると「気持ちはある程度わかるけど、プロの音楽家ならベストアルバムなるものを出すことになってもしょうがないんじゃない?」ですね。
そして、まさにご本人たちもしょうがないと思ったからこそ最低限のことはしたのでしょう。大人の判断ですね。でも公認しないことでこだわりは通す。ネガティブな意見を書きましたが(自分の志向と合う合わないは別にして)スピッツのそういう姿勢を否定するつもりはありません。

そして『RECYCLE』の選曲について。
このアルバムの宣伝帯にもあるように「スピッツの全ヒット・シングルを網羅した」というだけあって、なじみ深いスピッツの曲を1枚で全部聴けるのは、たしかにお得感満載だと思います。このアルバムが売れたのも納得です。ベストアルバムを出すというときに、「売れたシングルのA面を発表順に収録」したというのは、セールスを狙う目的としてはある意味最高の選択だと思います。
しかしスピッツというバンドについて知ってもらう目的としては最悪に近い選択だと思います。いわゆる「スピッツ」として世間に流布している曲調のものしかありませんし、そして『RECYCLE』を聴いた後はもう満足、おなかいっぱいになってしまいそうです。歌詞カードの後ろにディスコグラフィが載ってますが、それなりにたくさんあって悩んだ挙句、ベスト盤だけでいいやと思う人もいるかもしれません。
この前後スピッツ(特に草野さん)が自分達の志向と世間のイメージやニーズとのずれに悩んでいたという話をネットのどこかで読んだことがあります。悩みが先か『RECYCLE』が先か、時系列は知りませんが、もし悩みが先で悩んでいる最中なら「自分で自分の首を絞めてどうするの」って思います。『RECYCLE』はスピッツのイメージの定着に止めさしているようなものだと思いますから。どうせやっつけ仕事なら例えば各アルバムの最後の曲を入れるとかのほうが、スピッツというバンドについて知ってもらう目的としてはまだましだったのではなかろうかと思います。そしたら売れなかったでしょうけど。
あくまでも推測(というか邪推)ですが、スピッツ側はベストアルバムについての世間のニーズについて過小評価していたんじゃないかと思います。本人達は出す気がなかったけれど、世間は強く求めていたんですね。皮肉といえば皮肉です。

ちなみに『CYCLE HIT』はスピッツにとっては『RECYCLE』の代用品らしいですが、あくまでも代用品で、そのまま代わりにはならないと思います。2枚組の時点で違うんじゃないでしょうか。やっぱり世間的にはベストアルバムは1枚で事足りる徳用パック・詰め合わせであるほうがいいように思います。

さきほど「スピッツのそういう姿勢を否定するつもりはない」と書きましたが、実は一つだけもやもやすることはあります。
ツイッターなどで『RECYCLE』から入ったファンが「公認していない『RECYCLE』を買って申し訳なく思う」みたいなことを言っているのを見ると、なんともやりきれないものを感じます。
私からすると「そんなわけないじゃない! そんなこと思う必要ないよ」とファンの子たちに言ってあげたい気持ちでいっぱいになります。「逆にスピッツ側は『RECYCLE』から入ったファンたちに感謝するべきなんだから気にすることはない」とも言ってあげたいです。だって、イメージ通りのスピッツで満足しないでその先に進んでコアなファンになってくれたんですから。誰でも最初は初心者なんだから、いわゆるスピッツのイメージから入ったって何も悪いことはないですしね。
で、そういうふうにファンに後ろめたさを抱かせてしまうのが、なんだかなあ、と思うんですね。そんなの売り手の都合で、買い手の知ったことではないと思いますし。ファンとしてのマナー違反をしたわけじゃないですからね。(私の場合、自分が買ったわけではなく後ろめたさを感じる必要がないので、そう言えるのかもしれません。)
さりとて売り手が買い手のニーズを100%満たすことはできないし、ファンの個々の気持ちを全部汲めるわけもないですから、公認しろと主張したいわけでもないです。できないことはできないわけで、それを無理に要求するのは逆に買い手のわがままです。
世の中、きれいに割り切れることばかりじゃありませんし、これはこれでしかたないことだと思います。誰が悪いわけでもないですから。
ただ私が言いたいのは「『RECYCLE』を買ったスピッツファンは後ろめたさを感じる必要はない」ということだけです。
いきさつについての感想はここまでです。なんだか色々とすいません。

次はアルバム全体の印象についてです。
やっぱり「有名どころのスピッツの曲をいっぺんに聴けてすごく満足」です。いい曲も多いですからね。特にスパイダーとロビンソンと渚と冷たい頬と楓があるのは個人的に嬉しいです。そして歌詞カードの後ろのディスコグラフィは、にわかファンなのでとてもありがたいです。
こうしてシングルになったものを並べてみると、やっぱり歌謡曲っぽさを感じるものが多いですね。これを聴いていわゆるロックを連想する人はほとんどいないんじゃないでしょうか。スピッツの楽曲の中の売れる要素を取り出すと、こういう感じになるのかもしれません。実際はスピッツの楽曲には全方位志向のところがあまり感じられないから、厳密には歌謡曲・J-POPとは言いにくい部分がありますけど、こんな感じで並んじゃうと音楽素人にはJ-POPとしか思えないですね。
これはこれで売れてる頃の歴史を感じて面白いなと思います。こういうふうにスピッツを売っていきたいという思いが、まさに時系列どおりに入っているわけですからね。そういう意味でもやっぱり本人達には申し訳ないけど『RECYCLE』はいいアルバムなんだと思います。
しかし、本人達がこればっかり聴かないでと思うのもわからないでもないです。スピッツの楽曲のいいところはこれだけじゃないですからね。にわかファンがこんなことを言っても今更ですが。

歌詞カードに入っている写真は結構面白いですね。ウニとかね。あと陰陽大極図みたいなマークはそのまま陰陽大極図だと思っていいのかしら。入れた意図はよく理解できませんけどね。

今となっては購入できないものですから『RECYCLE』は貴重なものです。それが自分のものになっちゃったからありがたいことですね。

以上です。感想長くなってすいません。ちょっとスピッツに対して辛口なのもすいません。
ここまで読んでくれた方ありがとうございます。ネガティブな意見を我慢して読んでくださって感謝です。

次回はシングルの『ロビンソン』です。8cmのCDですよ。古いですね。
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