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『とげまる』感想その4

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スピッツのアルバム『とげまる』の感想その4です。やっと終わります。
音楽に疎いにわかスピッツファンが語る感想です。思ったことを思うがままに書いている感想なので、もし不快に思えるところがあったらごめんなさい。

好き嫌いを五段階評価で表してます。
★5とても好き、★4好き、★3ふつう ★2いまいち ★1だめ・苦手

12 若葉
★5
この歌は好きなんだけど、あんまり聴きたくないんです。聴くと辛くなるんで。
映画『櫻の園』の主題歌ということで、はまる前からかすかに覚えてましたが、その当時はスピッツの曲という認識もほとんどなく、穏やかな歌ぐらいの印象しかなかったです。
それではまったあとにとげまる買って、初めてこの曲をちゃんと聴いたわけですが…。
「暖めるための火を絶やさないように、大事な物まで燃やすところだった」
ここを聴いた瞬間、マジで死にそうになりました。心当たりがあってあまりにも辛くて。
まあ要するに、こういう状況になるような経験をしたことがあるわけですよ。もう古傷をえぐられるようで、泣きそうになりましたよ、ええ。
そこに気がついて、改めてちゃんと歌を全部聴くと、もう…。頭からお終いまで「今あるものがずっとそのままあると思っているみたいだけど、ほんとにそうなの? 今持っているものをずっと持っていられると思ってるみたいだけど、ほんとにそうなの?」と延々とねちねちねちねち言われているようで、また泣きそうな気分になりましたわ。こんな人の足元を突き崩すようなことを、優しげな言葉で歌いかけてきやがって、ほんとに腹立つ(笑)。こんなクソ意地の悪い歌を、さも穏やかで優しい青春の歌と見せかけているのがほんとうにいけ好かない、草野マサムネってほんとうに嫌な男だと心の底から思いました(笑)。
スピッツの歌にある二面性をこの歌でまざまざと実感いたしました。優しそうで意地悪。まさにとげまるですね。
好きなフレーズはもちろん上に引用したところですよ~。辛いからこそ好きな言葉です。まいりました、降参です。

最近の草野さんの詞から毒が少なくなったと言っている人を時々見かけますが、そうかなあっていつも思います。少なくとも私にとっては若葉の毒は致死量越えてます(笑)。あからさまなものが少なくなりわかりにくくなった分、効き目が薄い人、気がつかない人が多くなっただけじゃなかろうかと思います。遅効性というか、じわじわ蓄積されて閾値越えた瞬間(気がついた瞬間)パッタリとかね。歌詞の言葉自体はストレートですが、実はテーマや対象をはっきり明示してないので、その人の経験や想像力に応じて解釈が変わり、気がつかない人は気づかないのでしょう。
若い頃の詞のほうが確かに毒のありかはわかりやすいですよね。でも否定的にいうならば、あざとい。見え透いてる。青臭い。今のほうがわかりにくくなっている分、たちが悪くなっているような気がします。

13 どんどどん
★4
えー、この曲の感想を一言でいうならば「年寄りの冷や水」。妙に若ぶっている感が強い気がします。なんだろう、昔の俺に挑戦してるんだぜ!みたいな印象があるっつうか。だっていきなり「眠らないトゥナイト」…。ボキャブラリ古くないかい? 年食っているのに無理して若者らしさを出そうとしてむしろ自爆している感があります。
まあ元々草野さんの歌詞にはそういう傾向があるような気がします。流行に乗り切れない、ちょっと野暮ったいみたいな。そういう感じは嫌いではありません。
ただ年寄りの冷や水だと思うのは、昔と比べると少し切れ味悪いかな…って感じがするからですかね。イメージの喚起力やインパクトが少し弱いかなあと。
でもこの歌は言葉遊びの部分がかなりあるからいいのかな。タイトルも「どんどどん」で出だしそのまんまだし。そういう言葉遊びしている歌では、理詰めで歌詞の意味を考えてはいけないですからね。「考えるな! 感じろ!」ですね。
でもそう思っているのに、実は引っかかるフレーズかあるんですよね。「ディスプレイ上違うかも その数字は飾りだって」あああああ、どういう意味じゃーー! 気になるぅぅ。こうして考え込んでしまう時点で、すっごい敗北感です(笑)。いや、別に草野さんに勝負挑んでいるわけではないけれども。
でさあ、この歌…その…最中の歌だよねぇ? 全体的にそんな感じ。最中とその翌朝って感じがしますね。表面上は、車でドライブする疾走感を連想しますが、もう一つの意味はやっぱり最中ですよね。ただあからさまな比喩がない分、印象が薄めですね。インパクト少ない分、無理してる感じがするのかしら。
また、曲も全体的には嫌いではありませんが、出だしの音がこもっている感じはあまり好きではないです。そこもまた年寄りの冷や水感がただよいます。かっこつけてるのに外してるみたいな。
要するに、好きなんだけど微妙って感じです。なんだかとりとめのない説明ですいません。
最後に、好きなフレーズは「かわいい君が笑ってる 悩みの時が明ける」ですかね。朝だなって感じがします。

14 君は太陽
★3
嫌いじゃないけれど、今のところ印象がはっきりしなくて感想に困る歌です。爽やかで明るそうだけど、なんかうだうだしていて、でもやっぱりすっきり明るいって感じ…。
心のうちのもやもや感を、最後にまあ、いいか、で、さっぱり思い切った感じというか。いろいろ思うことはあるけど「大丈夫そうなんで」で思うことはお終いにしてしまおうみたいな。一人で勝手に悩んで、一人で勝手に納得して、さっさと行っちゃうって感じもするかな。なんだか不思議な歌だなあと思います。何回も聞いて、歌詞カードも読んでみるけど、なんかようわからんです。
好きな言葉は「斜めった芝生を転がっていくのだ」。正確にいうと「斜めった」が好きです。この言い方がなんかかわいいなと。
でも転がって止めたくない速度が出てるのに、「ごめんなさい」と言われて、いや、ここで謝られてもと思ってしまいます。とっとと転がってしまえーって気分です、この辺り。

アルバム感想まとめ
どの曲もいい曲で粒ぞろいではありますが、でも全体的な印象としては、インパクト薄いというか、もっとはっちゃけてもいいのにと思います。どことなく遠慮がちな感じ。
そして、どちらかというと青春の歌というよりはおっさんの歌という印象を受けました。若くはないな、と。でも、悟ってあきらめているわけではなく、変わりたい、走りたい、行きたい、止まっていたくないと強く願っている。そういう何かを強く願う心情は、元からスピッツの歌にこもっているように思いますが、あまり若くないと感じるのは、昔ほど一途にがむしゃらではなく、一拍置いているような気がするからだと思います。
変な例えかもしれませんが、このアルバムへの印象としては「今の俺らってこんな感じだけどどうよ?」と聞かれているような感じがします。
で、その質問には「このまんまでいいから、もっと好き勝手にすりゃーいいのに」と答えたいですね。誰も文句言ったりしないと思うし。
ただ、インパクト薄いとか言いましたが、それでもおっさんの可愛らしさと意地悪さが満ち溢れているような気がします。いろいろと。その辺りが妙にひきつけられる、そんな感想を持ちました。

…こういうふうに書くとひょっとして、あえて「おっさんの歌」に分けなくてもいいんじゃないかと思う人もいるかもしれません。確かにそうかもしれません。そういうカテゴリーにくくらなくてもいい曲はいい曲ですし。
ただ個人的には、青春の歌か、中年の歌もしくは老人の歌であるか、こだわりたい気持ちがあるのですね。いつかその件については話すことがあるかもしれません。
で、そういうふうにこだわりたい私にとっては、『とげまる』って中年の歌ばかりなわけです。だから「おっさんの歌」と愛情をこめて言いました。もし同意できなくて不快にしか思えなかったら申し訳ありません。ただ私にとってはマイナスイメージではないことをご理解いただきたいです。

これでやっと『とげまる』感想終わりました。次回はRecycleの感想です。
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